今回のコラムでは、ヴェネツィアの街を、ロベルタスタッフの写真でご紹介します。ヴェネツィアは創業者ジュリアーナの生まれ故郷で、ロベルタ ディ カメリーノというブランドを育んだ場所。街の至る所に、ロベルタに関わりがある場所があります。
上の写真は、ヴェネツィアの中心部を流れる大きな運河、グランカナルからサンマルコ広場を眺めたところ。レンガ造りの建物は、ロベルタ ディ カメリーノの旧アトリエです。一世を風靡したバッグや洋服の数々が、このアトリエで生まれました。運河からVIPの顧客が直接舟で乗りつけることもできました。
中央の建物がジュリアーナの邸宅。ジュリアーナは3階部分で暮らしていました。
建物の青い時計に注目。この時計が、メリディアーナバッグの丸い図案の発想元になったそうです。
14世紀に建造されたフラーリ聖堂。この中には、ヴェネツィアを代表する画家ティツィアーノの名作「聖母被昇天」があります。画面を大胆に三分割した力強い構図、劇的な場面を演出するコントラスト、そして赤の力強さ。この絵は、ロベルタの「赤」のインスピレーションの元となりました。
サンマルコ広場にある世界最古のカフェ「カッフェ・フローリアン」。カフェ・ラテ発祥の地としても知られています。開業は、なんと1720年だとか。
リアルト橋近くの建物より。まるで時が止まったかのようなヴェネツィアの街。ロベルタはそんな歴史や伝統が色濃く残る場所で生まれたからこそ、ファッションに次々と新しい風を吹き込むことができたのかもしれません。