欧米ではクリスマスは家族とともに家で過ごすもの。街が一気に華やかになる日本と比べると、静かな街の雰囲気に驚くかもしれません。閉まっているお店も多く、日本のお正月の雰囲気に少し似ているかもしれません。
そんなベネツィアで定番のクリスマス菓子といえば、パンドーロ(Pandoro)。星形をした高さ15-30cm近くあるパンケーキで、粉砂糖をたっぷりまぶして食べます。パンドーロの起源には諸説ありますが、一説には16世紀のヴェネツィア共和国で貴族が食べていた黄金のパン(パン・デ・オロ = Pan de oro)がルーツともいわれています。
ちなみにイタリアのクリクマスといえばドライフルーツが入ったパネットーネも有名ですが、あちらはミラノ生まれ。どちらも12月に入ると国中のスーパーに並ぶ、ホリデーシーズンの風物詩です。
日本でもパン屋さんやお菓子屋さんでパンドーロやパネットーネを見かけるようになりました。イタリアの冬の味を、ぜひ一度お試しください。